mathpipoの高校数学

高校数学のこと書きます

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

東京大学 2014 文系 第4問 (総合問題)

問題 を0以上の整数とし、数列 を次のように定める。 また、素数 を1つとり、 を で割った余りを とする。ただし、0を で割った余りは0とする。(1) 自然数 に対し、 は を で割った余りと一致することを示せ。(2) , の場合に、10以下のすべての自然数 に対し…

東京大学 2014 文系 第2問 (総合問題)

問題 を自然数(すなわち1以上の整数) の定数とする。白球と赤球があわせて1個以上入っている袋Uに対して、次の操作(*)を考える。(*) 袋Uから球を1個取り出し、 (i) 取り出した球が白球のときは、袋Uの中身が白球 個、赤球1個となるようにする。 (ii) 取り…

漸化式のまとめ

数列の範囲ではいろいろな漸化式の問題がありますが、漸化式について「これだけは知っていてほしい!」と思う知識をまとめてみました。どれか一つでも解けなかったら、しっかりと覚えて帰っていってください! 等差数列の漸化式 例題 解答 等比数列の漸化式 …

山形大学 2016 人文学部 第3問 (ベクトル)

問題 において、 とする。辺 上に点 と異なる点 があり、 とする。また、辺 の中点を、線分 と との交点を とする。このとき、次の問に答えよ。 (1) 内積 と の面積 を求めよ。 (2) を と を用いて表せ。 (3) の面積 を求めよ。 解答(1) とりあえず図をかく …

九州大学 2013 文 第3問 (場合の数・確率)

問題 横一列に並んだ6枚の硬貨に対して、以下の操作LとRを考える。L :さいころを投げて、出た目と同じ枚数だけ左端から順に効果の表と裏を反転する。 R :さいころを投げて、出た目と同じ枚数だけ右端から順に効果の表と裏を反転する。たとえば、表表裏表裏表…

山形大学 2016 人文学部 第2問 (微分・積分)

問題 を自然数とし、放物線 を とする。このとき、次の問に答えよ。 (1)放物線上の点 における接線の傾きをとする。 を満たす をすべて求めよ。 (2)関数 の最大値を とする。 を満たす をすべて求めよ。 (3)放物線 と直線 で囲まれた図形の面積を とする。 …

山形大学 2016 人文学部 第1問 (場合の数・確率)

問題 A,Bの2チームが試合をくり返し行い、先に3勝したチームを優勝とする。1回の試合でAチームが勝つ確率は、Bチームが勝つ確率は で、引き分けはないものとする。このとき、次の問に答えよ。 (1)優勝が決まるまでにBチームが少なくとも1勝する確率を求めよ…

早稲田大学 2017 人間科学学部 第1問 (場合の数・確率)

問題 (1)A、B、C、D の 4 人が集まり、2 対 2 の組に分かれて遊ぶことになった。組み分けは A、B、C、D の順に硬貨を投げて決める。表が出たら赤組、裏が出たら白組とする。いずれかの組が 2 人とも決まった時点で残りの人の組も確定するから、全員が硬貨を…

大阪大学 2015 文系 第2問 (数Ⅱまとめ)

問題 直線 が円 と放物線 の両方に接している。このとき、以下の問いに答えよ。 (1) とを求めよ。 (2)直線 と放物線 およびy軸とで囲まれた図形の面積を求めよ。 解答 はじめにグラフをかく(問題(1)) 放物線とか円とか、そういうグラフをかけそうなものが出…

対数logに関する新公式2つ

教科書にはのっていないですが、計算が少し楽になる新たな公式を2つ紹介します。 公式 証明 証明をする前に、底の変換公式をおさえておきましょう。底の変換公式 (1)式の証明 (2)式の証明 問題 公式だけ見ても何のことかさっぱりだと思うので、具体的に問題…

千葉大学 2010 医系 第4問(整数の性質)

問題 を満たす正の整数の組 をすべて求めよ。 解答 どこから手をつけるといいか分からなくなりそうですが、とりあえずいじれそうなところからいじります。 そして問題文より、 となります。 分かっていることを式で表す が3の何乗かは分かりませんが、だから…

九州大学 2018 理系 第4問 (整数の性質)

問題 自然数nに対して、を13で割った余りをとおく。は0から12までの整数である。以下の問いに答えよ。(1) は を13で割った余りに等しいことを示せ。(2) を求めよ。(3)以下の3条件を満たす自然数Nを求めよ。 (i) Nは十進法で表記したとき6桁となる。 (ii) Nを…

京都大学 2018 理系 第2問(整数の性質)

問題 が素数となるような整数nをすべて求めよ。 解答 具体例を出す 「素数といえばこの公式がある!」って思いつく式はなく、とっつきにくい問題かもしれません。答えに結びつくかは分かりませんが、とりあえずnに適当な数を代入して、具体例をいくつか出し…

岡山大学 2011 文系 第2問 (漸化式+整数)

問題 数列{}が次のように帰納的に定められている。 (1) を求めよ。 (2)nが奇数の場合と偶数の場合それぞれについて、 を で表せ。 (3)を3で割ったときの余りを求めよ。 解答 ゴリ押しできるならゴリ押して解く(問題(1)) シュッとした綺麗な解答例はあるかも…

等差数列の公式

等差数列の一般項・和の公式、教科書には公式が載っています。 あなたがもしこれらを文字の羅列として記憶しているだけなら、この記事をぜひ読んでほしい。あれらは記憶しないでよい公式だからです。 あの公式たちを記憶しなくて済む方法を伝授します。 今か…